この日は、「アグアス・ターコイズ・ミルプ終日ツアー」に参加します。アヤクチョ郊外にある渓谷に、プール状になった水たまりが重なる景色があり、それを見るためのツアーです。アヤクチョに来たのも、ここを見るためです。
ツアーは、8:00に市街地の広場(ツアー会社前)に集合。宿からは歩いて25分くらいなので、朝の散歩感覚で到着しました。


渓谷は、アヤクチョから約120kmの郊外にあります。ワゴン車に乗って、移動開始です。参加者は自分を含め14名。なんとチリのサンチアゴから来ていた日本人の方が1名参加していて、言葉の面でかなり助けてもらいました。
渓谷までは120kmですが、狭い道や崖沿いの道、砂利道など、場所によってはかなりの悪路なので、時間がかかります。休憩込みで片道4時間近くかかりました。近づくにつれ景色は素晴らしいのですが、崖沿いをかなりのスピードで走るので、生きた心地がしません……。
車が止まったのはレストラン。レストランの前ですら、絶景が広がっています。渓谷に行った後にいただくものを注文しておいて、いよいよ渓谷へ。




入口で15ソル(ガイド同行料含む)を払って入場し、まずは少し登ります。すると、すぐに絶景が見えてきます。断崖から見下ろすプールの青さがなんとも言えません。



そして、そこから下ってプール(川の縁)まで行きます。美しいターコイズブルーを間近に見られて感動です。以前は入ることができたのですが、現在は景観保護のため入ることができません。見るだけでも充分の価値がある美しさです。



写真や動画を撮ったら、再び上にあがり、上流を目指します。忘れていましたが、ここは標高3500mを超える高地です。それほど厳しい道ではないのですが、やはり息切れが……。そして、上流に着くと、周りの緑と断崖、そして透き通った水が素晴らしい景観を作り出していて、一瞬で疲れを癒してくれます。



ここからは、来た道を戻り、最後はまた川沿いを歩いて入口へ。歩くペースはそれぞれなので、レストランに戻った人から昼食です。この地域では、鱒を養殖しているようで、鱒のセビーチェをいただきました(25ソル)。

昼食後は、周りの景色をしばし堪能して、アヤクチョへと戻ります。帰りも3時間半くらいかかりました。広場に着いた頃は夜でしたが、特に危険な感じもしなかったので、歩いて宿まで戻りました。
なかなか行くのは大変でしたが、この景色を見るためだけにツアーに参加して良かったと感じました。ちなみに美しい色が見られるのは、5月から11月の乾季だそうです。
翌日は、アヤクチョからリマ経由で、チリのサンチアゴへと移動します。