平成29(2017)年6月に、自由訪問で択捉島を訪れました。
今回の訪問では、海上が荒れており、なかなか上陸できませんでした。今回で唯一上陸できたのは、丹根萌でした。元島民の記憶を頼りに居住地跡あたりを散策しましたが、当時の物や面影は何も見当たりませんでした。

しかし、船に戻る直前に、少し丘になったところを登ると、古い小屋などをみつけることができました。ただ、何のためのものかもわかりませんでしたし、人の気配はありませんでした。



今回の訪問は、ほとんどを船内で過ごすことになりましたので、その間に元島民の方から参加者に向けて、戦前の様子やロシア(ソ連)が占領し共に生活していた時代の話、強制送還された時の様子などの話をしていただく機会がありました。
ほとんどの場所に上陸がかなわなかったのは残念ですが、お話を聞く機会があったことを貴重な経験となりました。