この日は、ワルシャワ市街を観光します。
宿泊していたカプセルホテルからは、徒歩圏内なので、歩いて観光します。街並みがまずは新鮮です。第二次世界大戦で徹底的に破壊された後に、完全復興を目指して整備された街に凄さを感じるとともに、その街並みに趣を感じます。

聖十字架通りの交差点手前の小さな広場には、ポーランド出身で地動説を唱えたコペルニクスの像があります。ちなみにすぐ近くにある聖十字架教会には、ポーランドの有名作曲家ショパンの心臓が安置されています(まだ開いていなかったのでスルー)。

そして、美しい姿を取り戻したことで世界遺産にも登録されている旧市街へ。旧市街の南端にあたる王宮広場には、首都をクラクフからワルシャワに移したジグムント3世の碑があり、後方には旧王宮が立っています。



旧王宮は博物館になっているので、開館まで待って入ることにしました。大理石の間や王冠の間、大会議室などなんともゴージャスなものが多くあり、絵画や写真などもたくさんあります。ゆっくり見たい人はオーディオガイドで解説を聞きながら回ると良いでしょう。




続いては、ウィッシング・ベル。路地裏にある大きな鐘ですが、鐘の上に手を置きながら周囲を回ると願いが叶うというパワースポットらしいです。実際に回っている観光客の人たちもいました。

そして、洗礼者ヨハネ大聖堂へ。ワルシャワ最古の教会で、ネオ・ゴシック様式のファサードが特徴的です。



そこからさらに北上して、旧市街広場へと出ます。中心には、剣を振り上げた人魚の像が立っており、周囲はカフェやお土産店などが並んでいます。


旧市街の北端には、16世紀半ばに防衛目的で建造された砦、バルバカンがあります。北方戦争の際には、スウェーデン軍の侵攻をここで食い止めたそうです。城壁沿いを歩くと、ワルシャワ蜂起時にドイツ軍に立ち向かった少年兵を称えたとされる慰霊碑が立っています。



旧市街を回ったところで引き返して、ヴィスワ川沿いにある、コペルニクス科学センターへ。ここには500以上の体験型の展示や、爬虫類や両生類の展示などがあり、大人から子供まで楽しむことができる施設となっています。プラネタリウムも併設されています。平日とあって、学習の一環で訪れている子供たちの集団もたくさん見られました。入場人数に制限があるので、訪問する際は、時期や時間を考慮すると良いかもしれません。






ワルシャワには、他にもワルシャワ蜂起やポーランド・ユダヤ人、ショパンの博物館などまだまだ見どころはあるのですが、今回は旧市街を中心に回るくらいにしました。ガイドのいるツアーや日本語の説明がしっかりあれば、博物館巡りも良いかもしれませんね。
夕方、日本食が恋しくなり、釜揚げうどんとかき揚げを食べました。日本人の方が経営されているというお店でしたが、お客さんはたくさん入っていました。美味しかったです!



翌日は、バスで中世にポーランドの首都として栄えたクラクフへと移動します。