旅行ではありませんが、北方領土に訪問した記憶を少々紹介したいと思います。時系列や写真などは前後することがありますが、ご了承ください。
筆者は、母方の祖母が択捉島の内保出身。私は3世の立場で、何度かビザなし訪問(交流訪問・自由訪問)を経験したことがあります。今回は、初めてビザなし訪問に参加した記憶を掲載します。初めて訪問したのは平成26年8月29日~9月1日で国後島の古釜布でした。
古釜布港までは根室港から船で向かいます。船内は快適に過ごすことができます。地図で見ると、けっこう近いと思うかもしれませんが、古釜布まではけっこうな時間がかかります。船が直接港につけることができないので、艀に移ってから島に上陸します。


上陸すると、まずは友好の家へ。民宿、簡易宿というイメージで、私は4人で1部屋を使用しました。施設内には、共有のシャワー室やトイレがあり、みんなで食事をとるために集まるスペースなどもありました。


ここからは、訪問先の様子を紹介します。






学芸員さんの話を聞きながら資料館を回りました。学芸員さんの「自分でいろいろ調べると、私が教科書で学んできた歴史とは異なることがある。」という話が印象的でした。









交流訪問なので、現地の方の家で夕食をご馳走になるホームビジット、交流会(ダンスをしたり、意見交流会を行ったり)、地区文化センターで交流コンサートを実施することがありました。






施設や交流を通じて、民間人との交流は大切だと感じる一方で、舗装や開発が進み、住民への制度が整備されてきている様子を聞くと、なんとも複雑な気持ちになりました。いずれにしても、島への関心が高くなる初めての訪問になったことは間違いありませんでした。