インカプレスでプーノを目指す
この日は、クスコからチチカカ湖のあるプーノへと向かいます。プーノへ行く方法もいくつかありますが、当初は高速バスに乗って約6時間程度かけて行く予定でした。ただ、インカエクスプレスのバスで観光しながら約11時間かけて行く方が良いかと思い、3日前になって予約をしました。このバスは、クスコを出発して、4つの観光地とレストラン(昼食)に立ち寄りながら、プーノに向かうもので片道50ドルします。
クスコ発は6:40。宿を6:00前にチェックアウトし、歩いてバス乗り場に向かいます。クスコには複数バスターミナルがあるので、しっかり場所を確認しておく必要があります。今回は、歩いて10分もかからないところですが、あまり大きくないので分かりづらいかもしれません。

↑上の看板にインカエクスプレスの文字があります
ちょっと早めに着いたので、小さな待合所で待つと、20人くらい乗客が集まり、6:30くらいから乗車開始。座席はゆとりがあり快適です。お菓子と飲み物が配られ、コーヒーや紅茶などが常備されていて、好きな時に飲むことができます。長距離バスなので、トイレもついています。


↑写真がボヤけていますが立派なバスです


予定よりも10分弱遅れて出発します。ここで、ガイド料の50ソルを現金で払います(最初から入れておいてほしいですが…)が、現金をあまり持っていなかったので、ドル払いでお願いして支払いました。
使徒聖ペテロ教会
最初の目的地は、「アメリカのシスティーナ礼拝堂」としても知られるアンダワイリリャスにある美しい使徒聖ペテロ教会です。16世紀にイエズス会によって建てられたらしく、アドベとレンガで作られたユニークで小さな教会です。外観はとてもシンプルに見えますが、内部は金、絵画、さらに様々な装飾でいっぱいです(内部撮影は禁止)。



ラクチ遺跡
続いて向かったのは、インカ遺跡の一つであるラクチ遺跡。印象的な15メートルの高さの壁(ビラコチャ神殿)をはじめ、居住区や食糧貯蔵庫の跡が残っています。



昼食
続いては、マランガニというところでビュッフェランチです。伝統的なアンデス料理、牛肉、鶏肉、魚の料理、さまざまなサイドディッシュ、サラダ、デザートなどがありました。



ラ・ラヤ峠(標高4335m)
お腹を満たしたら、バスに乗り、再びアンデスの高地を走ります。そして着いたのは、走行区間の最高地点(4335m)で、プーノとクスコの地域を分けるラ・ラヤ峠です。4500m、5000mを超えるアンデス山脈の素晴らしい景色を楽しむことができます。





プカラ博物館
最後に立ち寄ったのがプカラ博物館。プカラは、紀元前500年-西暦200年頃にチチカカ流域において最初の主要居住地だった所であり、ここの博物館では、高地におけるアンデス文明の起源に関する貴重な資料が展示されています。

プーノ到着!!
そして、いよいよプーノのバスターミナルへ到着。時刻は、ほぼ18:00。バスターミナルは真っ暗でしたが、待合所はこれから乗ろうとする人で溢れていました。


今回はインカエクスプレスで移動しましたが、事前にこの地域について知っていて、なおかつ英語がわかれば(英語とスペイン語のガイドなので)さらによかったなあと感じました。でも、ただ長時間移動よりも観光しながらの方が絶対にいいと思います。逆のプーノ→クスコ間もあるので、訪れる際は利用することをオススメします。
さて、バスターミナルから宿までは15分ほど歩きます。人通りの多いところを選びながら移動したので、怖さは感じませんでした。今回お世話になるのは、HOSTAL ACUARIUS PUNO。部屋は、色が特徴的ですが綺麗で、バスルームも清潔に保たれています。スタッフとはスペイン語でのやりとりになりますが、スマホの翻訳機能を使えば問題なしです。チェックインの際、クリーニング(1キロ7ソル)もお願いしました。

プーノの標高は、クスコや富士山よりも高く3800mを超えます。歩くと息切れしますが、体調不良にはならず観光を続けられそうです。翌日は、チチカカ湖の「ウロス浮遊島とタキーレ島終日ツアー」に参加します。
