舞鶴引揚記念館
この日は舞鶴のホテルを出発して、まずは舞鶴引揚記念館に向かいます。
1945(昭和20)年、第2次世界大戦の終結当時、海外には660万人以上の日本人が残されていました。この方々が、帰国することを引き揚げと言います。
舞鶴港は、政府指定の引揚港の1つとして、昭和20年10月の第1船の入港から、1958(昭和33)年の最終船まで、13年間にわたり使命を果たしてきました。1950(昭和25)年以降は、唯一の引揚港として、全国に名を広めていました。

ここでは、引き揚げに関するものはもちろん、シベリア抑留生活についてなどの模型や写真など、貴重な資料が展示されています。また、エントラスホールでは、当時の映像も見ることができます。
収容所を再現した抑留生活体験室では、寝心地の悪そうなベッドに横になったり、かばんの中身や衣類について触れたりすることもできます。


抑留生活や引揚船の中で亡くなった方も少なくありません。また、引揚船が来るたびに、安否不明の自分の家族がいるのではないかと、遠方から確認しにわざわざ訪れる人も多かったそうです。戦闘が終わっても、戦争が終わっていなかったことを物語る貴重な場所だと感じました。
じっくり観覧した後は、城崎温泉へと向かいます。
城崎温泉
1300年以上の歴史をもつ近畿随一の温泉地である城崎温泉。情緒あふれる温泉街を散策しながら外湯巡りをします。
公共駐車場に車を停め、初めに向かったのは、一の湯。ここで、城崎温泉1日入浴券(1,500円)を購入します。3か所入ればお得なチケットで、街のマップももらうことができます。タオル・バスタオルは有料になり、最後に入った場所で返します。


一の湯は、江戸時代に温泉医学者が「天下一の湯」と称したことが名前の由来で、岩肌をくり抜いて造られた洞窟風呂が自慢の温泉です。

次に向かったのは、7つの外湯の内、最も西側にある「鴻の湯」。コウノトリが足の傷を癒したという言い伝えがあり、城崎温泉の中で最も古い歴史をもつ湯です。庭園露天風呂が名物となっています。

次の場所に行く前に、鴻の湯の近くにある、城崎温泉ロープウェーへ。山麓駅から途中の温泉寺駅を経由して山頂駅に行きます。目的によって、ロープウェー料金が異なるので、確認してから購入すると良いでしょう。自分は山頂から景色を見たかっただけなので、山頂コースを購入します。



山頂からは、温泉街や日本海などを見渡すことができます。また、山頂にはかわらけ投げ処や奥の院、カフェなど、ゆっくり滞在できるようになっています。自分は景色メインだったので、周りをちょっと見たら、すぐに折り返します。


山麓に戻ったら、温泉街を歩いて3つ目の「地蔵湯」へ。


地蔵湯は、泉源から地蔵尊が出たという伝説をもつ湯。大浴場の端には、小さな親子風呂があるのが特徴です。
この日は、休湯日や営業時間外などで入れる外湯は3つだけだったので、ここで外湯巡りは終了し、出石へと向かいます。
出石
出石は、江戸時代には城下町として栄えた歴史エリアで、但馬の小京都と呼ばれています。公共駐車場に車を停めて歩きますが、この日も猛暑のため、暑すぎて歩いている人がほとんどいません。これは危険と思い、出石のシンボルである辰鼓楼と出石城跡に残る隅櫓だけ見ることにしました。

↑暑すぎて人が歩いていない…

↑国内最古級の時計台

↑出石城跡~石垣や隅櫓などが今も残っています
ホテルへ
この日は、朝来市にあるホテルエリアワン和田山に宿泊しました。夕食・朝食をつけましたが、夕食は近くの焼き肉屋『蔓牛焼肉 太田家』で、店長おすすめのコースをいただきました。夕食・朝食付きにしては、かなりお得の値段で宿泊することができました。

翌日は、書写山や赤穂の街などを訪れる予定です。
