ジュネーブ1日観光
この日は、1日ジュネーブ観光をして、深夜バスでスペインのバルセロナに向かうことになります。1日使えるので、朝はホテルでややのんびり過ごしてから観光スタートです。
ジュネーヴに宿泊すると、宿泊先からトランスポートカードがもらえます(もしくはデジタルカードで)。チェックイン日からチェックアウト日まで、ジュネーヴ近郊のバス、トラム、鉄道、船などが乗り放題です。今回はこれを駆使して行きます。
パレ・デ・ナシオン
ジュネーヴは、フランスに囲まれ、国際機関が多くあり、会議も頻繁に行われることから国際的都市となっています。事実、フランス領から通っている人もいるらしいです。そんなことから、始めに向かったのは、国際連合ヨーロッパ本部のパレ・デ・ナシオン。トラムで移動すると、早速目に入るのは、「壊れた椅子」というモニュメント。
「壊れた椅子」は、1本脚が折れています。これは、地雷やクラスター爆弾への反対を象徴していて、この地を訪れる政治家へのメッセージとして製作されたそうです。

そして、その正面にはお馴染みの世界各国の旗が掲げられた景色が広がっています。

会議などがないと、予約すればガイドツアーもあるので、参加してみるといいかもしれません。私は周りを散策する程度にしておきました(また、この日は月曜日なので休館日の施設が多くありました)。ちなみにツアーの入口は、旗の掲げられているところから離れているのでバス(8番)で行くといいでしょう。

↑アリアナ美術館

↑国際赤十字・赤新月博物館(休館日)

↑ガンジー像
宗教改革記念碑
中心に戻って、今度はバスに乗り換え、旧市街へ。最初に宗教改革記念碑を訪れました。カルヴァン(左から2番目)をはじめ、宗教改革運動に貢献した人たちの像とエピソードを書いたレリーフが長さ100mにわたってあります。

サン・ピエール大聖堂
続いては、カルヴァンも説教を行ったサン・ピエール大聖堂へ。中は無料で、見られます。南北に2つの塔がありますが、こちらは有料(7スイスフラン)で上がれます。ジュネーヴ市街と、象徴となるレマン湖の大噴水も見られます。





レマン湖へ
次にこの大噴水を見るために、レマン湖の近くへ。近くのイギリス公園には花時計があり、毎年デザインは異なるそうです。

さて、ここの噴水は高さ140mまで上がり、街のいたるところから見ることができます。素敵なポジションを探しながらみなさん撮影している姿をあちらこちらで見かけます。すぐ近くに桟橋があるので目の前まで行くことができますが、風向きによっては、思い切り水がかかりますので、そこは運次第。この日は、バッチリ行ける日でした‼︎

↑目の前の桟橋から(しぶき要注意)

↑湖上(船)から

↑モンブラン橋(手前)とセットで

↑船にしぶきがかかるような角度で
ちょっとフランスへ
噴水をいろんな角度で見たり、船に乗ったりしましたが、時間が余ります。そこで、バスでフランスとの国境手前のVeyrier Dounaeまで行きました。ここから歩いて1分のところに国境があるので歩いて国境越え(何も手続きはありません)。予定外のフランス入りです。

↑スイス側から

↑フランス側から
国境を越えたら目の前にサレーヴ山が見えます。10分くらい歩くと、ここの頂上に行くロープウェーがあるので、頂上の展望台へ。ここはフランスということで、ロープウェーはユーロです…。

↑ロープウェーを目指して歩きます(標識あり)



展望台からは、大噴水はもちろん、ジュネーヴの街、レマン湖全体を見渡すことができます。ここでかなりの時間を過ごしていました。




再びレマン湖へ
ロープウェーで下ると、再びスイスに戻り、バスに乗ってジュネーヴ市街へ。大噴水に目が行きがちですが、レマン湖の水が綺麗なのにも気付かされます。


ホテルに預けていたキャリーバッグを受け取り、バスターミナルへと向かいます。21:20出発ということで、ジュネーヴの日没とともに、スイスを後にします。スペインのバルセロナまで、ほぼフランス領内を走り、10時間以上の予定です。1日動き回って、疲れ具合的には熟睡できると思ったのですが、深夜バスはイマイチ寝られない体質みたいです……。
そんな状態のまま、バルセロナに着いたらそのまま観光に出かけます。
