ウィーン48時間フリーパス券を手にして、まずは地下鉄でシュテファン寺院へと向かいます。地下鉄は降りたい駅と、最終駅さえ覚えておけば方角も間違うこともなさそうです。ただドイツ語はわからない…。


シュテファンツプラッツ駅を出ると、すぐに高い塔が目に入ってきます。ここがウィーンの象徴とも言われるシュテファン寺院です。ロマネスク様式で12世紀に建てられた教会は、その後ゴシック様式に改築されたそうです。


全長100m以上の中は祭壇や礼拝堂などがあります。鉄柵があり、奥の方に入るには、有料となっています(寺院自体に入るのは無料)。また、北・南のそれぞれの塔も有料となっています。すべてを含んだチケットもあるので、そこは見たいところに合わせて購入を。




さて、せっかく来たので北の塔に上がってみました。こちらは小さいエレベーターで上まで行きます。塔の上からは、屋根瓦で描いた紋章やモザイク画、そしてウィーンの街並みを見ることができました。





続いては地下にあるカタコンベへ。この日は11:00から案内となっていたので、10分ちょっと前から入口前で待機します。ある程度の人数で区切りながらのガイドツアーなので時間を調べて並んでおくといいですね。ここには、ペストで亡くなった約2000体の骨と、ハプスブルク家の人々の心臓以外の内蔵を入れた壺などが安置されているなど、若干不気味ではありますが、一見の価値はあります(内部は撮影禁止)。

↑カタコンベ入口
寺院を後にして、ここからは歩きで回ります。少し南に向かい、国立オペラ座(外観のみ)へ。パリ、ミラノと並ぶヨーロッパ三大オペラ劇場の一つです。ルネサンス様式の建物ですが、ガイドツアーや公演などで中を見ることも可能です。

次に向かったのはハプスブルク家が600年以上住み続けた王宮。まずは、ここでシシィ・チケットを購入します。このチケットを持っていると、(翌日に行く)シェーンブルン宮殿では、チケット購入の列に並ばずに入ることができます。
王宮では、シシィ博物館と皇帝の部屋に入りました。フランツ・ヨーゼフ1世の妃エリザベート(愛称シシィ)のドレスや小物、部屋、皇帝の執務室などを見ることができますが、どれも豪華なのがよくわかります。







続いては、ハプスブルク家の財宝が並ぶ王宮宝物館へ。当時のハプスブルク家の財力や権力をうかがうことのできる展示物がこれでもかというくらいありました。





最後に新王宮の外観を見て、庭にあるモーツァルト像を写真に撮って後にします。王宮、新王宮内にはまだまだ見るところがあるので、見たい人は1日かけて回るといいでしょう。


帰りは、路面電車と地下鉄を乗り継いで行きました。宿泊先は、Select Hotel Prinz Eugen Wienというウィーン中央駅近くのホテルです。久々のホテルなので、すごい立派に感じます。この日は、早朝移動と観光疲れもあり、かなり早い時間に床につき、爆睡でした。



翌日は、ウィーン中央から見て西側にあるシェーンブルン宮殿へ行く予定です。