世界一周38日目③(ビルケナウ)

ビルケナウへは無料シャトルバスを利用

 アウシュヴィッツ博物館の後は、無料のシャトルバス(施設間を8分くらいの間隔で往復)で、ビルケナウへと向かいます。ちょうどこの時、雨が降ってきて、しかもけっこうな大雨。着いた時晴れていたので、傘を預け荷物に入れてしまったのが大失敗でした。

ビルケナウ

 さて、ビルケナウは、アウシュヴィッツよりもさらに大規模な収容所でした。百数十万人の命が奪われたと言われています。「死の門」と呼ばれたゲートから延びる鉄道線や、バラック、人を乗せた貨車、蚕棚のような木造ベッドなどを見ることができます。

↑一段に4,5人が収容されていたらしい

 「アンネの日記」で有名なアンネ・フランクも、2ヶ月ほどこのビルケナウに収容されていました。「ハンナのかばん」の持ち主、ハンナ・ブレイディは、ビルケナウに送られましたが、労働力にならないと判断され殺されました。

↑ビルケナウにてまさに選別されている人々の写真

 第二次世界大戦の終盤、ドイツ軍は劣勢になると収容所の一部を破壊して退却します。ビルケナウにあったガス室、焼却炉も破壊されて、今は残骸となっていますが、残っている当時の写真と見比べると、なんの場所だったかがわかる部分もあります。

 大雨だったこともあり、ビルケナウはやや駆け足での案内になりましたが、中谷さんのガイドはとても勉強になると共に、非常に考えさせられる内容でした。個人で回ることも可能ではありますが、ぜひ訪れる際は説明を聞きながら回ることをおすすめします。

アウシュヴィッツからクラクフへ

 ビルケナウで解散ということで、シャトルバスでアウシュヴィッツの方に戻り、16:30発のクラクフ行きのバスの乗って戻ります。チケットを買っている人が優先されますので、帰る時間が決まっている人はあらかじめ購入しておくと良いと思います。自分は、帰りはその場で運転手さんから購入し、なんとか乗れました。

 この日は、クラクフに戻った後、深夜バスに乗って、チェコのプラハへと移動します。

旅ichi

国内外問わず旅行好き。野球も大好き。北海道旭川市生まれ。札幌市、斜里町、訓子府町、紋別市を経て現在は旭川市に住む。

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