チャンド・バーオリーを後にして、午後はアグラに入ります。
道中、昼をとるためにレストランへ。それほど品数が多いわけではなかったのですが、ビュッフェ形式のレストランで、きれいな中庭のある場所でした。移動も長く、アグラでは歩きそうだったので、あまりお腹がきつくならないよう、軽く済ませました。


昼食後、再び車移動し、アグラに到着です。アグラは、歴史が古く、紀元前の時代には、「マハーバーラタ」に登場します。ムガル帝国時代には、隆盛する定刻の中心として繁栄したため、タージ=マハルをはじめ、この時代に建造された壮大なものが多いそうです。町に入るにつれ、車や人や動物の往来が激しくなります。

まずは、アグラ城へ。アクバルによってもともとは軍事要塞として築かれたものですが、シャー=ジャハーンの時代に大増築が行われ、宮殿へと格上げされたようです。
南側のアマル・スィン門から中に入り、高い城壁の通りを抜けると、ジャハーンギール宮殿が見えます。アクバルが息子のために建てたという豪奢なものです。入口の前では、石をくりぬいた巨大なボウルも見られます。




さらに進んでいくと、謁見の間や小さなモスクなど様々なものを見ることができます。近くを流れるヤムナー河対岸の奥には、ガスがかかっていますがタージ=マハルを眺めることができます。まさか、タージ=マハルの全体が見られるのは、これが最後になるとは思いませんでしたが……。







最後に大きなモーティー・マハルの外観を眺めたら、アマル・スィン門まで戻ります。

最後に門を(猿も一緒に)写して、アグラ城を後にしました。

アグラ城を出たら、途中チャイをいただいた後に、ホテルにチェックイン。今回宿泊したのは、ホテルクリムソンパレス。タージ=マハルから2kmちょっとのところに位置しています。レストランでは、夕食・朝食をいただきましたが、食欲がイマイチだったので、あまり記憶に残っていません。部屋は見た目の通りシンプルですが、お湯も出て、水回りも特に気になりませんでした。

夕食前には、となりのホテル(!?)内で、アーユルヴェーダを初体験。インドの伝統医学であるアーユルヴェーダ。額にオイルを垂らすシロダーラやオイルマッサージなどをしてもらい、気持ちよくなり、移動と歩きの疲れがとれました。
翌日は、インド最終日。この旅最大の目的地であるタージ=マハルからスタートしますが、思わぬ事態となるのです……。