南北境界線(DMZ)ツアー前編

 この日は、南北境界線(DMZ)ツアー 第3トンネル+自由の橋+都羅展望台 マジャン湖橋訪問プランに参加する予定でしたが、前日に催行会社から、マジャン湖に行くプランの参加者が自分1人で英語ツアーになってしまうので、変更してはどうかとの連絡があったので、マジャン湖に行かないツアーに変更しました。

City Hall駅から出発

 ツアーは7:35に、地下鉄市長駅(City Hall駅)の6番出口に集合とのこと。宿泊していた場所からは地下鉄一駅分なので、歩いて向かいました。集合場所の向かいには、ソウル広場があり、ソウル図書館と支庁がありました。

 さて、時間通りにお迎えが来て、ソウルを出発します。参加者は日本人約30名。大きな観光バスなので、移動は快適です。ガイドは高(コウ)さんという方で、いろんなことをわかりやすく説明してくれて良かったです。

臨津閣(イムジンガク)

 ソウル市街から国境沿いまでは1時間程。まずは、一般の人が許可なく訪れることができる臨津閣へ。ここは、平和を願って作られた広大な公園で、南北間を流れる臨津江にかかる橋や朝鮮戦争中に砲撃された機関車などを見ることができます。

 臨津江の上を通って対岸に渡るロープウェー(2020年開通)がありますが、今回のツアーには含まれていませんでした。

北朝鮮・脱北者を知る

 ここで、30分ちょっと自由散策(軽食を兼ねて)の時間ですが、公園内にある施設の中で、北朝鮮について知ることのできる場所があり、脱北者の方に話を聞くことができるとのこと。こちらは別途7000ウォン(カード払いも可能)で入れるので参加しました。

 まずは、北朝鮮についての映像を見ます。朝鮮戦争から現在に至るまでの歴史や最近の平壌や地方の様子などについて知ることができます。その後、脱北者である女性が来て、簡単な自己紹介があり、その後我々からの質問に答えるという形のインタビューを行いました。参加者が6人だったので、かなり聞きたいことを質問することができました。

 北朝鮮の学校や仕事の様子、貧しさや厳しさについて、脱北することになったきっかけ、脱北した時の様子、家族のその後についてなどを聞き、想像を絶する話に言葉を失いました。

 その後、脱北者の方と写真を撮り(プライバシーのため掲載は自粛します)、施設内の北朝鮮に関する展示物(お金やお菓子、制服や銃など)を見て、施設を後にしました。

DMZへ

 臨津閣を出たら、いよいよDMZへ。DMZとは、国際連合によって設定された韓国と北朝鮮の間に設けられた非武装地帯のことです。入る際には、バスの中に韓国軍の兵士が入ってきてパスポートチェックを受けます。

 そして、川を渡り、DMZ内にある、第3トンネルを目指します。

旅ichi

国内外問わず旅行好き。野球も大好き。北海道旭川市生まれ。札幌市、斜里町、訓子府町、紋別市を経て現在は旭川市に住む。

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