世界一周44日目（ﾊﾙｼｭﾀｯﾄ→ｻﾞﾙﾂﾌﾞﾙｸ）

最後までハルシュタット観光

　この日は天気予報通り、朝からあいにくの雨です。前日、天気がもってくれて良かったです。バルコニーから見える湖にも低い雲がかかっているのが確認できます。それでもビュースポットからどう見えるか気になり朝のお散歩がてら行ってきました。雨の日の景色も悪くありません。

　ハルシュタットを離れる前に、高台にあるカトリック教会とバインハウスを訪れました。カトリック教会は無料で入れますが、教会内部よりもテラスからの眺めが良いです。

　土地が広くないハルシュタットでは、墓地も十分確保できなかったため、埋葬後10〜20年経つと遺骨を取り出し、次の遺体を埋めるという風習があり、頭蓋骨を中心に取り出した遺骨が納められているのがバインハウスです。約1200の頭蓋骨のうち600ほどに彩色が施されています。頭蓋骨には没年月日や花や葉、蛇などが描かれています。現在では火葬が主流になったことや、遺言書に書かないといけないこともあり、最も新しいものでも1995年のものだそうです。

　ちなみに入口で申し出れば日本語の解説書を貸してくれます。私は開いた直後の10:00に入りましたが、その後、小中学生の集団が押し寄せていました。広いスペースではないので、朝イチで行くか、夕方の閉まる間際に行くのが良いかもしれません。

↑バインハウス

ハルシュタットからザルツブルクへ

　雨の中とは言え、いくつか見晴らしの良いところで写真を撮り、ハルシュタットを後にすることとします。列車の出発に合わせて渡し船に乗車し、ハルシュタット駅へ。11:07発の列車に乗りこみ、乗り継ぎ駅のアトナング・ブッフハイム駅へ。そして、13:00発の列車に乗り換えて、モーツァルトが生まれた町、ザルツブルクへと向かいました。

　ザルツブルクに着いたのは14:00前。歩いて１０分もかからないところにあるこの日の宿、Pension Elisabeth – Rooms & Apartmentsへ。早い時間でしたが、幸いチェックインが可能、部屋も使えるということで入ることにしました。トイレやシャワールームは共用ですが、どこもかしこも綺麗で、なおかつ静かで過ごしやすかったです。