この日は、カプリ島に行き、青の洞窟に入ることと、島内のソラーロ山から周りを見渡すことが目標です。
朝の6時過ぎに、ナポリ中央(ガリバルディ)駅から、前日に行ったムニチーピオ駅まで地下鉄で移動して、高速船のチケットオフィスへ。6:30頃に着きましたが、7:00発の船に乗車する人は結構いたので、早めに行って正解です。乗船したら、予定通り出航。それほど揺れもなく、船内は快適です。ちなみにトイレは、乗船前のチケット売り場内のトイレか、船内で済ませておくといいでしょう(上陸してからだと見つけにくかったり、有料だったりするので)。




1時間もかからず、カプリ島のマリーナ・グランデ港に到着します。ここから青の洞窟を目指すには方法は2つ。
①青の洞窟に向かう観光船に乗り、洞窟前で手漕ぎボートに乗り換えて洞窟へ
②バスを乗り継いで、青の洞窟の手前まで行き、手漕ぎボートで洞窟へ
自分は、②の陸路で行くことにします。安いこともありますが、現場に行くとわかる理由があります(後述します)。
ということで、バス乗り場へ。乗り場探しに集中していて、手前にあったバスチケット売り場をスルーしてしまい、運転手さんから直接購入することになります(50セントほど高くなります)。乗り場には、アナカプリ行きとカプリ行きがあるので、アナカプリ行きの列に並びます。バスは、非常に小型ですが、道がなにせ狭いのでこの大きさに納得。狭い道をなかなか激しい運転で進んでいきます。

↑ここのチケット売り場をスルーしてしまい,直接購入に…

↑左側がアナカプリの列になります

アナカプリの中心地で多くの人が降りますが、その次という情報だったので乗っていると、乗り換える場所っぽいところを通過⁉︎別の人があわてて、ベルを鳴らし降車したので自分も(他にも数名)一緒に降り、少し道を戻って乗り換えのバス停へ。同じバスに乗っていた日本人女性2人組が同じ所を目指していたので、一緒に行くことに。こんな時に一緒になるのは心強いです。


↑GROTTA AZZURRAは、青の洞窟行きです
やはり通り過ぎたところが、青の洞窟に行くバスが出るバス停。運転手さんに確認して、青の洞窟行きのバスに乗車。港からのバスとは会社が異なるので、ここでは運転手さんから乗車券を購入します。
そして、終着駅の青の洞窟へ。バスを降りたら、右側の階段を下っていきます。お土産物店を通過すると、洞窟入口のすぐ横の乗り場に着きます。洞窟手前では、手漕ぎボートに乗船待ちの観光客を乗せた船が数隻いて、手漕ぎボートが数隻、洞窟を出入りしています。



手漕ぎボートの船頭さんは、順番関係なく(気分で?)観光船か我々のいる陸路側の人たちを乗せます。一緒に行動した女性たちと自分3人で乗り場の先頭で待っていると、すぐに乗せに来てくれました。陸路側は、人数が揃うとすぐに迎えに来てくれますが、観光船は洞窟前で揺れながら1時間以上待つこともあるそうです。これが、陸路で攻めた大きな理由です。

手漕ぎボートは最大4人乗り。3人で乗せてもらい、まずは、別のボート(料金所)に移動して料金18€を支払います。20€渡して、お釣りの2€を後でチップとして渡すようにするとちょうど良いかもしれません。

いよいよ青の洞窟に入ります。入口は狭いので、ボートの中でかがみます。中に入ると、水面が青い‼︎綺麗な洞窟内を数分回って(船頭さんの歌付き)、洞窟から出ます。ものの10分くらいですが、洞窟を出入りするスリリング感と、綺麗な洞窟内を見られたので行って良かったです。




降り際にチップを渡しますが、ここで高額のチップを要求されるという情報があっただけに心配でしたが、先ほどのお釣りの2€を渡すと(一緒に乗った女性陣は2人分で5€渡していました)、何も言われることなく、下船できました。
そして、再びバスでアナカプリまで戻ります。バスを降りて、3分ほど歩いたところに、リフト乗り場があります。ソローラ山への往復チケットを購入し、リフトに乗って約15分かけて頂上へ。



ソローラ山の山頂に着くと、展望スペースがあり、島を一望できます。綺麗な海岸線や街並みを写真に収めます。





一緒に行動した女性陣とはここで別れて、リフトで下り、アナカプリの中心地へ。ここからは、マリーナ・グランデ港行きのバスに乗り、港へと戻ります。


港へ到着したら、帰りの乗船券を購入。乗船までに少し時間があったので、アイスを食べて待ちます。帰りの船も穏やかな海を航行し、無事にナポリの港に到着しました。そして、地下鉄でナポリ中央に戻り、宿へ。



ツアーに参加せず、自力でのカプリ島観光でしたが、ほぼ予定通り行けました。青の洞窟は朝イチで陸路で行くのがオススメです。陸路にしても戻る頃には、人も増えてきていましたし、昼の港は観光客で溢れていました。あとは、カプリ島に一泊して余裕をもって動くのもありかもしれませんが、ちょっと費用がかさみそうです。