8月初旬、大阪での用事があったため、ついでにプチ旅行してきました。

 新千歳空港から神戸空港まで飛行機で移動し、レンタカーを借りて、京都の北部にある伊根町へと向かいます。ここには、伊根の舟屋と言われるものがあります。

 舟屋とは、もともと船を海から引き上げて、風雨や虫から守るために建てられた施設です。昔は漁で木造船を使用していたため、それを乾かす必要がありました。船を収納する一階に対して、二階は網の干し場や漁具置き場として使われていました。当時は、二階のつくりも今のようなしっかりとしたものではなく、板を渡しただけの簡単な構造のものだったようです。

 さて、神戸空港からは、休憩・昼食などをはさみながら約3時間半ほどかけて伊根湾巡り遊覧船乗り場へと向かいました。乗り場の横に駐車場がありますがそれほど多く停められないので、100mほど離れた第2駐車場に停めます。

 遊覧船は、9:00~16:00、毎時00分・30分出航しています(約25分周遊)。時間は25分程度で1,200円となっています。ちょうど出航前の船があったので、ほぼ待ち時間なく乗船します。そして、伊根湾へと出航!!船は150(or200)人乗りで、1階には座る場所やトイレもあり、2階はデッキとなっています。

 天気にも恵まれ、きれいな湾を進んでいきますが、舟屋よりも遊覧船を囲む鳥の数がとんでもない!?鳥が狙っているのは遊覧船の乗船客が放り投げる餌です(乗船前に買い求めることができます)。この餌を求めて四方八方から鳥が飛んできます。乗客も最初のうちは喜んで撮影したり、餌をあげたりしていたのですが、ここに来る鳥は人に慣れていて、直接餌を渡せるくらい至近距離を飛んでいきます。舟屋よりも鳥に興味をもっていかれます。

 そうこうする内に、舟屋がたくさん見えてきます。日本の原風景を感じさせる美しさが今でも大切に残されくれるのがわかります。現在でも住んだり、使われたりしている場所でもありますので、舟屋にそこまで接近はしませんが、雰囲気は十分に伝わってきます。

 25分の遊覧はあっという間です。舟屋が見られるという意味では良かったのですが、舟屋があることを知らない人には、鳥の印象の方が強く残ってしまうかもしれません。鳥が怖い人は2階には行かず、1階で乗って景色を楽しむことをおすすめします。

 さて、伊根の舟屋を後にしたら、天橋立を見渡すことのできる笠松公園へと向かいました。

旅ichi

国内外問わず旅行好き。野球も大好き。北海道旭川市生まれ。札幌市、斜里町、訓子府町、紋別市を経て現在は旭川市に住む。

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